シーズン10 最終306位 最終レート2002

 

初めての構築記事投稿です。

最終306位最終レート2002と自分の中でかなりの好成績を出せたので記録も兼ねて構築記事を書くことにしました。

[構築経緯]

運営の唐突な新ポケモン解禁によりシーズン中盤から大混乱となった今シーズン。

スケショガブやスカーフランドロスなどをシーズン終盤まで使っていましたが1800帯で停滞し、一時は5桁まで落ちるほど不安定でした。

最終日前日くらいにオーガポンを含めた使用率上位のポケモンに安定して仕事できるチョッキキラフロルが強いと思い、シーズン81位の攻め意識さんの構築を参考に組みました。

構築を使ってみたところ勝率が安定し一気にレート2000まで到達することができました。(最終日は9勝1敗、しかも1敗もほとんど運負けみたいな試合)

[個体解説]

キロフロル@突撃チョッキ

テラス:草

特性:毒化粧

190(252)-*-110-200(252↑)-102(4)-106

ヘドロ爆弾/パワージェム/エナジーボール/大地の力

 

初手に出すと基本仕事してくれるポケモン

物理には毒菱で特殊にはチョッキによる特殊耐久でなにかしら仕事してくれます。

技範囲が優秀なので一匹で相手の構築を半壊させることもあります。

眼鏡イーユイのサイキネでやられるのが辛かったので注意。

 

テツノツツミ@ブーストエナジー

テラス:ゴースト

特性:クォークチャージ

131-*-135(4)-176(252)-80-206(252↑)

ハイドロポンプ/フリーズドライ/アンコール/身代わり

 

対面性能の鬼

ドロポン外しを嫌って今まであまり使ってきませんでしたが、採用してからアホほど勝てるようになりました。

毒菱との相性が良く、身代わりで毒ダメージを稼ぎフリドラで仕留める動きが安定していて強いです。

身代りアンコールを上手く使えばドロポンの試行回数も増えるので外しは気になりませんでした。

 

ドドゲザン@オボンの実

テラス:水

特性:総大将

204(228)-205(252↑)-141(4)-*-106(4)-73(20)

ドゲザン/アイアンヘッド/不意打ち/剣の舞

 

調整意図

H オボン効率最大

A 特化

S 最遅イダイトウ(実数値74)より遅い範囲で最も早い

 

対面性能の鬼その2

悪ウーラオスとやることはだいたい一緒ですが、フェアリーテラスに強いのと耐久の高さが差別化点です。

元々別の構築で使っていたポケモンですが、イダイトウやサーフゴーに強く、水テラスを切れば炎オーガポンにも勝てるので環境に刺さっていると感じ採用しました。

特性は甘えるや威嚇に強い負けん気と選択ですが、二段階総大将状態のA+2ドゲザンがH197B116カイリュー(マルスケ有)に51.7%~60.9%入る点を評価し総大将で採用しました。

 

オーガポン@竈の面

テラス:炎

特性:型破り

187(252)-158(28↑)-118(108)-*-122(44)-140(76)

棍棒/ウッドホーン/叩き落とす/岩石封じ

 

調整意図

A H4振りセグレイブがA+1テラス蔦棍棒で確定一発
HB 特化ウーラオスの水テラス水流連打確定耐え
    特化カイリューのノーマルテラス神速確定2耐え
HD 特化イーユイの眼鏡悪の波動確定耐え
  C176テツノツツミの眼鏡ハイドロポンプ確定耐え
S 準速87族抜き

 

耐久に厚く振ったオーガポン。

構築単位で重いセグレイブはこいつでシバきます。

岩石封じの枠は元々アンコールだったが打つ機会があまりなかったのでミラー対面に強い岩石封じに変更しましたが、そもそものSが低めなので相手も岩石持ちだと普通にミラー負けます。とはいえ、イーユイやカイリューへの打点でありS操作が強力なので必須だと思います。

体感だが、このポケモンを入れてるとキョジオーン以上に相手の選出を歪められてる気がする。

 

カイリューゴツゴツメット

テラス:フェアリー

特性:マルチスケイル

197(244)-*-155(204↑)-120-120-108(60)

エアスラッシュ/アンコール/電磁波/羽休め

 

あらゆる攻撃を耐えて電磁波をばら撒く最凶のポケモン

素早さは龍舞2回or電磁波で最速ドラパルト抜きのカイリュー抜きで残りは耐久に振りました。ガチグマが減少したので最速50族抜きまで振ってるHAやHBのカイリューも減少すると考えて素早さはこのラインにしました。

持ち物はステロ無効の厚底ブーツと迷いましたが、神速カイリューやウーラオスに対して強力なダメージソースとなるゴツゴツメットは外せないと思いました。

テラスはガブリアスと構築単位で重めのイーユイに強いフェアリーです。

電磁波エアスラは悪魔の所業。

 

耐久の目安

HB  A特化カイリューの+2ノマテラ神速をステロ込み確定耐え
      マルスケ有で特化パオジアンの氷柱落とし確定耐え
      マルスケ無で妖テラス時、A特化ガブリアスの+2地震を確定耐え


HD マルスケ有でC176テツノツツミのフリーズドライ確定耐え
      マルスケ有でC特化ハバタクカミの眼鏡ムーンフォース確定耐え
      マルスケ有で特化イーユイの眼鏡妖テラバ確定耐え

 

キョジオーン@食べ残し

テラス:毒

特性:清めの塩

207(252)-120-150-*-154(236↑)-58(20)

塩漬け/身代わり/守る/自己再生

 

言わずもがな最凶の塩。

身代わりと隠密マント以外で対策できない定数ダメージが弱いわけがない。

テラスはハバカミやツツミを受けるために毒テラスにしました。

身代わりは上手く使えれば安定して勝つことが出来るのでマスト。

[選出]

基本選出

初手キラフロル+ツツミドドゲザン

裏選出

キョジオーンカイリュー+オーガポンorキラフロル(初手は相手に合わせて柔軟に)

大体の構築は基本選出で勝てます。

基本選出が苦手なポケモンがいた場合のみ裏選出を検討します。

具体的にはセグレイブ、チオンジェン、イーユイ、ゴリランダー、ハッサムあたりが苦手です。

 

[戦い方]

基本選出

最終的にドドゲザンとツツミで勝てる盤面を目指します。

初手はキラフロルで目の前のポケモンを倒しに行きます。キラフロルで1体以上倒せれば基本勝てます。不利対面(特に地面タイプ)であればテラスを切っても問題ないです。

毒菱が通らずツツミでの突破も難しいサーフゴーやキョジオーンが相手にいるときはドドゲザンで剣舞を積んで全抜きを目指すと勝てると思います。

剣舞と身代わりアンコールを駆使すればラッキーヘイラッシャドヒドイデのような受けループにもこの選出で勝つことが出来ます。(対受けループはTOD対策として数的不利はできるだけ取らないようにしてください)

 

裏選出

裏選出はサイクルベースなので基本選出より柔軟な判断が求められます。

基本的にはオーガポンカイリューキョジオーンを出しますが、オーガポンの通りが悪かったり毒菱展開が刺さりそうなときはキラフロルを出します。

初手は、相手のほとんどのポケモンに有利かつ不利対面時に裏のポケモンに安定して引けるポケモンを出しておけば大丈夫だと思います。(キラフロルを選出する場合は初手キラフロル安定です)

ある程度サイクルを回して塩漬けかオーガポンの攻撃技で勝てる盤面を目指します。

カイリューの役割としてはオーガキョジが苦手な水ウーラオスや相手のカイリューを処理しつつ、電磁波とアンコールでオーガキョジのサポートをする感じです。

ドヒドイデチオンジェンのような受けサイクルは初手のオーガポンかキラフロルで相手1体を倒した後、キョジオーンとカイリューTODに持っていくと安定して勝てます。

 

感想

SVシーズン1に最終516位を取ってから結果を出せないシーズンや本格的に参加できないシーズンが続いたので今回の結果は自分の中では結構満足しています。

初めて最終日の三桁帯で安定して勝てたのでかなり自信が持てるようになりました。

最終日は基本的な勝ち筋を通し、考えられる限りのすべての負け筋を潰せる気持ちの良い試合が多かったのでとても楽しかったです。

今月から私事情でしばらくポケモン対戦に取り組む余裕がなくなるので期間が空くとは思いますが、次に参加できるシーズンは最終2桁を目指そうと思います。